🔸虐待防止に関する取り組みについて
子どもたちが安心できる「環境づくり」から
当事業所では、虐待を「絶対にあってはならないこと」として構えるだけでなく、
そもそも起きにくい環境をつくることを大切にしています
「できないときにも支えがある」「困ってもちゃんと助けを求められる」
そんな日常の積み重ねが、子どもにとっての安心と信頼につながると考えています
スタッフにとっても、安心して支援に向き合えるように
子どもにとっての安心と同じくらい、スタッフが安心して支援に向き合える環境も大切です
支援の現場では、ときに「頑張りすぎて」や「うまくいかなくて」など、些細なことで
イライラしてしまったり、思わずネガティブな言葉が出てしまったり虐待とみなされることが起こる可能性はあります
それは、悪意があるからではなく、スキルオーバーや疲れが重なった結果かもしれません
だからこそ、私たちはチームで普段から「小さなサイン」に気づける関係を目指しています
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「最近、疲れてるように見えるね」と声をかけ合う
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振り返りで、モヤモヤを安心して共有できる雰囲気を大切にする
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自分の支援を点検できるような視点を、みんなで持ち合う
そうした日常の工夫こそが、子どもとスタッフの両方を守る力になると信じています
取り組みの概要
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虐待防止マニュアルの整備とスタッフ周知
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年1回以上の研修や、日常的な振り返りミーティング
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子どもたちの変化に気づく体制(送迎時の共有・記録の工夫など)
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外部専門機関との連携・相談体制の整備
虐待防止に関する相談・通報・記録・報告の体制については、マニュアルに基づいて整備しており、必要に応じて福祉事務所・相談支援・医療機関・第三者委員とも連携します
おわりに
子どもたちも、大人たちも、お互いに尊重されて「ここにいていい」と思える場所へ
小さな積み重ねを、これからも丁寧に続けていきます