「自分って、こういう人なんだ」
はじめに
「自己理解」という言葉
少し難しく聞こえるかもしれません
でも、実はとてもシンプルなこと
「自分はどんなことが得意で、どんなことが苦手なのか」
「どんなときに困るのか」
「何をすれば落ち着けるのか」
——それを、自分で知っていること
これは、子どもたちが自分らしく、安心して生きていくための “最強の力” です
自己理解とは、
自分の得意・苦手、好き・嫌い、困ることや安心できることを、自分で知ること
そしてそれは、子どもだけじゃなく、
私たち大人にとっても、生きる力の土台になります
■ 自己理解が育つと、どうなる?
✔︎ 「自分はこうすれば大丈夫」がわかる
✔︎ 困ったときに、上手に助けを求められる
✔︎ 無理をしすぎず、自分を守ることができる
✔︎ 他の人と違っていても、「それでいい」と思える
——つまり、
「生きるのが、ちょっと楽になる」ための力なんです
■ 自己理解は、“経験”の中で育つ
自己理解は、最初から備わっているものではありません
✔︎ うまくいった経験
✔︎ 失敗した経験
✔︎ 「これは好き」「これはイヤ」と感じたこと
——こうした小さな経験の積み重ねが、
自分を知るための材料になっていきます
■ Blue Birdが大切にしていること
私たちが子どもたちと関わるとき、大事にしているのは、
✔︎ 「どうだった?」「楽しかった?」「難しかった?」と一緒に振り返る時間
✔︎ 「こういうとき、○○ちゃんはこうなるね」と、客観的に言葉で伝えること
✔︎ 「じゃあ、どうしたらいいかな?」を一緒に考えること
——この繰り返しが、
子どもたちの中に、少しずつ少しずつ、
「自分って、こういう人なんだ」
という感覚を育てていきます
■ ご家庭でもできる!自己理解を育むコツ
▶️ 日常の“振り返り”を習慣にする
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「今日、一番楽しかったことは?」
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「ちょっとイヤだったことは?」
→ 良いことも、困ったことも、言葉にしてみる。
→ 自分の気持ちに気づく習慣が、自己理解の第一歩
▶️ 小さな「気づき」を、そっと言葉にしてあげる
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「○○くんは、音が大きいとビックリしちゃうんだね」
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「疲れたときは、静かなところに行きたくなるんだね」
→ 自分ではまだ気づけないことも、大人が優しく言葉にして伝える。
▶️ 工夫できたときは、しっかり認める
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「自分で静かな場所に行けたね!」
-
「苦手なときに、ちゃんと休めたの、すごいね」
→ 自己理解から生まれる“自己調整の力”を、きちんと認めてあげる。
■ 最後に
自己理解は、子どもにとっても、大人にとっても、
安心して生きていくための大きな土台。
自分のことを知っている人は、強い
だから私たちBlue Birdは、子どもたちが
「これが自分」と胸を張れる未来を、
保護者のみなさんと一緒に育んでいきたいと考えています
子どもたちの心の中に、
「自分らしく生きていける居場所」を、みんなで一緒につくっていきましょう