🔸ヒヤリ・ハット・事故報告に関する基本方針

支援の現場では、「大きな事故には至らなかったけれど、ひやっとした」「危うくケガをさせるところだった」という瞬間があります
私たちはそうした小さな兆し(ヒヤリ・ハット)を大切なサインと捉え、事故の未然防止支援の質の向上に活かしています


ヒヤリ・ハットとは?

  • ヒヤリ:「ヒヤッとしたけれど、何も起こらなかった」

  • ハット:「ハッとしたが、結果としては無事だった」

このような ** “起きなかったけれど、起きていてもおかしくなかったこと” ** をスタッフ全員が報告・共有し、組織全体で防止策を考えます


対応の流れ

ステップ 内容
1. 状況の記録 ヒヤリ・ハットや事故が起きた場合、できるだけ早く状況を記録します
2. 報告・相談 責任者へ速やかに報告し、初期対応を行います。必要に応じて保護者へも報告
3. チーム内での共有・検討 定例ミーティング等で事例を共有し、再発防止策を話し合います
4. 再発防止策の実施 環境整備、動線の見直し、声かけの工夫など具体策を講じます
5. 報告書作成・保管 所定の様式で記録し、一定期間保管します。重大事案は関係機関へ報告します

保護者の皆さまへの報告と連携

  • 小さなケガや接触なども、事実と経過、対応内容を丁寧にお伝えします

  • 必要に応じてお電話やメッセージアプリでフォローし、不安なくご理解いただけるよう努めています

  • 重大な事故の場合は、速やかに連絡・説明・関係機関への報告を行います


日々の取り組み

  • ヒヤリ・ハット報告を「責めない文化」で促進
    → 報告しやすい空気づくりを大切にしています

  • 毎月1回、振り返りの場を設ける
    → 「あのときの対応、もっとよかった方法があったかも」を共有する文化です

  • 事例を蓄積し、マニュアル・環境・支援方法に反映
    → 過去の経験を「今とこれから」の安全に活かしています