「もし私が倒れたら、この子はどうなる?」とふと思ったことはありませんか
子どもを大切に思うからこそ生まれる、不安
親が元気でいられない日も、ちゃんと考えておきたい
この問い、あなたの中にもありませんか?
毎日の子育て、病院の付き添い、園や学校とのやりとり、書類や予定の管理…
気づけば、「この子の生活の窓口」は、ほとんど自分ひとり
パパももちろん大切に思ってくれているし、できることは協力してくれている
それでも、日々の細かい判断や実務は、自然とママに集まりやすいものです
そんな毎日のなかで、ふと頭をよぎることはありませんか
「もし私が動けなくなったら、この子はどうなるんだろう?」
特別じゃない “もしも” の不在
「いなくなる」と聞くと、どうしても“親なきあと”のような大きな話を想像してしまいがちです
でも実際は、もっとずっと身近な “不在” だって起こります
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急に体調を崩して寝込んだ日
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ぎっくり腰で動けなくなったとき
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家族の介護で数日家を空けるとき
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突然の入院や通院が続いたとき
ほんの数日の不在で、
「こんなに大変だったんだ…」と家の中が一気にバタついた経験、ありませんか?
「この子のことを一番わかっているのは、私だけ?」
特性のある子どもを育てていると、
“その子に合った関わり方”はマニュアル通りにはいきません
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薬の飲ませ方
食事のこだわり
怒ったときのサイン
不安なときの落ち着き方
言葉にならない気持ちの伝え方
それを一番よく知っているのは、やっぱり日々そばにいる保護者
その安心感と同時に、
「私に何かあったら、この子は困らないだろうか」
という不安が生まれるのも、とても自然なことです
パパとの“温度差”に、モヤっとすることも
この不安をパパに話してみても、
「そんなに先のこと心配しなくても大丈夫じゃない?」
「何とかなるでしょ」
――そう言われて、少し置いていかれたような気持ちになることもあります
パパに悪気がないことも、ちゃんとわかっている
それでも本当は、
「一緒に考えてほしい」「同じ目線に立ってほしい」
そんな気持ちが、ここにあるのかもしれません
児童発達支援として、できること
私たちは、保護者の代わりにはなれません
でも、「少し預けても大丈夫かもしれない」
そう思ってもらえる存在には、なれると考えています
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子ども自身が「自分の気持ちを伝える力」を育てていくこと
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支援者との間で「この人にもわかってもらえた」という経験を重ねること
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保護者が「全部ひとりで背負わなくてもいい」と感じられる瞬間をつくること
それは、ほんの小さな安心の積み重ねですが、
確実に“未来への備え”になっていきます
「完璧に備える」より、「少しずつ備えていく」
「親なきあと」は、たしかに重いテーマです
でも、今すぐすべてを決める必要はありません
それよりも大切なのは、
“いつか”のために、今日できることを少しずつ積み重ねること
たとえば――
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相談支援専門員に日常の困りごとを共有しておく
ショートステイや制度を「知っておく」だけでも十分
伝達事項や支援のポイントを、家族みんなが見られる形にしておく
子どもが「伝える経験」を積める機会を増やしておく
それだけでも、「もしも」のときの不安は、少し軽くなります
たまには、“パパ・ママをお休みする日”があってもいい
ずっと気を張り続けるのは、誰だってしんどいものです
たまには、
一度だけでも「パパ・ママをお休みする日」をつくってみる
少し離れてみることで、
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子どもの成長に気づけたり
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思っていた以上にたくましい姿が見えたり
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離れた分だけ、いとおしさが増したり
そんな瞬間にも、きっと出会えます
さいごに
「もし私がいなくなったら、この子はどうなるんだろう?」
この問いに、今すぐ答えが出なくても大丈夫です
その不安は、それだけ大切に想っている証だから
いなくなったらどうしよう、ではなく
「いなくても大丈夫かもしれない」と感じられる未来へ
私たちは、その道のりを、一緒に考えていきたいと思っています
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