勤労感謝の日に寄せて|「ありがとう」よりも「おつかれさま」を届けたい

🌾勤労感謝の日に寄せて

―「ありがとう」よりも、「おつかれさま」を届けたい日―

11月23日は 「勤労感謝の日」
ニュースやSNSで目にすると、つい「誰かに感謝を伝える日」と思いがちです
でも少し立ち止まって考えてみると、この日が伝えたかった本当の意味は、もっと奥深いものです

勤労感謝の日は、もともと 「働くことを大切にし、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう日」
つまり、誰かに“ありがとう”を言うだけではなく、自分自身の働きや日々の労をねぎらう日でもあるのです


🍂 見えない仕事も、立派な「はたらき」

私たちの生活には、毎日多くの “見えない仕事” があります
家事や子育て、介護や支援――お金には換算されないけれど、社会を支える大切な活動です
これを専門用語で 「アンペイドワーク(無償労働)」 と呼びます

Blue Birdの現場でも同じです
スタッフは子どもたちのために、日々の遊びや学び、生活のサポートを丁寧に積み重ねています
保護者の皆さんも、家庭で子どもを支え、日々の生活を整えています
どちらも数字には表れませんが、立派な“働き”であり、社会にとって欠かせないものです

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Blue Birdでの子どもたちの表現活動については → 文化の日に寄せて|子どもたちの表現活動


🌸 支える人を支える文化

私自身、Blue Birdで子どもたちと接する中で、あることに気づきました
「支えることに一生懸命な人ほど、自分を労わる時間が少ない」ということです

子どもたちは、私たちが想像する以上に日々の支援を受け取り、感じています
でも大人はつい “成果”や“できた・できない” に目を向けすぎて、
自分の心と体の疲れに気づく余裕を後回しにしてしまう

勤労感謝の日は、そんな自分自身を少し立ち止まって労わるチャンスでもあります
「今日もよくやったね」と自分に声をかけるだけで、心の中に余白が生まれ、
次の一歩を踏み出す力が湧いてくるのです


🕊 子どもたちの「はたらく」を見つめて

Blue Birdでの日常を見ると、子どもたちの “はたらき” もまた、私たちに気づきを与えてくれます
ブロックを積む、絵を描く、友だちに「見て!」と伝える――
それらはすべて立派な 「働き」 です

私たちはつい「できること=正しい」と思いがちですが、
子どもにとって大切なのは、自分の気持ちや思いを表現すること
その小さな“はたらき”の一つひとつが、自己肯定感や安心感を育むのです

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🌿 「ありがとう」よりも「おつかれさま」

感謝の言葉はもちろん大切です
でも、ときには 「ありがとう」よりも、「おつかれさま」 を伝える方が、疲れている人の心に届く瞬間があります

支える人、子どもを育てる人、日々の生活を回す人――
誰もが知らず知らずのうちに アンペイドワーク をしています
その労をねぎらう文化が、家庭でも職場でも、Blue Birdのような現場でも生まれてほしい


🌸 労わりがつくる安心の循環

支える人が労われると、子どもにもその温かさが伝わります
「大人が安心している=子どもも安心できる」
この小さな循環が、Blue Birdの日常を支え、
子どもたちが自分らしく表現し、互いに関わり合う環境をつくっていきます


🌾 日常の積み重ねが文化になる

文化とは、特別な行事や大きな成果だけではなく、
日々の 小さな積み重ね の中に育まれるものです
アンペイドワークも、子どもたちの小さな“はたらき”も、
一人ひとりの努力や想いが集まって、社会やこの場所の文化を形作るのです

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🌟 まとめ

勤労感謝の日は、誰かに 「ありがとう」 と言う日でもあり、
自分に 「おつかれさま」 と言える日でもあります

支える人、子どもを育てる人、日々を生きる人――
すべての “はたらき” に目を向け、労わる文化を育てたい

Blue Birdではこれからも、
子どもも大人も互いに支え合い、安心して表現できる日常を大切にしていきます

今日も、皆さんの小さな “はたらき” にそっと拍手を送りながら、
この場所で育まれる文化を、見守っていきたいと思います🕊