“できたこと”より、“見えてきた姿”を。Blue Birdの5視点で支援計画を「生きたもの」に

🌿 “できたこと”より、“見えてきた姿”を大切に

― Blue Birdの5視点「月1モニタリング」とは ―


個別支援計画(児童発達支援)って、本来は“子どものためのもの”のはずなのに、
いつの間にか「必要書類」「更新業務」みたいな位置づけになってしまうことがあります

でも、Blue Birdでは、支援計画を「生きたもの」にしたい
そんな想いから、新しい取り組みをはじめます


🕊 「支援計画を、生きたものに」

子どもの育ちは、まっすぐな道ではなく、
その子なりのリズムで、曲がったり戻ったりしながら進んでいきます

だからこそ、私たちは「計画どおりに進むこと」よりも、
“今、この子がどう育っているのか”を丁寧に見つめることを大切にしています

そのために、Blue Birdでは毎月1回、
お子さんの様子を1枚のシートにまとめて保護者の方にお渡ししていきます


🌈 発達支援の現場から、Blue Birdの5つの視点で見つめる『今』

そのシートでは、国の5領域(健康・生活、運動・感覚、認知・行動、言語・コミュニケーション、人間関係・社会性)を、
Blue Birdらしく、次のような“言葉”に置き換えています

視点 Blue Birdの言葉 意味すること
① 健康・生活 Live with Balance 自分らしいペースで日々を過ごす力
② 運動・感覚 Move & Feel 体を通して世界を感じる力
③ 認知・行動 Think & Grow 考えながら変化していく力
④ 言語・コミュニケーション Speak with Heart 思いをことばにして伝える力
⑤ 人間関係・社会性 Connect & Belong 人との関わりの中で安心できる力

この5つの視点を通して、
「今月こんな姿が見えてきました」
「来月はこんなことを意識して関わっていきます」
という形で、子どもの“今”を描いていきます


🌿 この半年をふりかえって

オープンからの半年間、
正直に言うと、私たちもずっと“手探り”でした

子どもたちの反応を見ながら、
スタッフ同士で「これでいいのか?」「もっとできることがあるのでは?」と話し合い、
トライ&エラーを繰り返してきました

その中で気づいたのは、
「支援計画」って、立てたときがゴールじゃないということ

実際に支援してみて、初めて見えてくることがたくさんある
でも、それを次の計画に活かす仕組みがないと、
“経験が蓄積されないまま”になってしまう

だから、子どもの姿を「実感」として残していける形をつくろう
そう思ったのが、この「月1モニタリング」のはじまりです


🕊 ご家庭との“対話”を大切に

シートには、保護者の方の記入欄があります
「おうちでの様子」「最近気づいたこと」「来月期待すること」など、
日々の関わりの中で感じたことを自由に書いていただけます

支援者と保護者が“同じ用紙に書き込む”ことで、
子どもの育ちを一緒に見つめ、支援を一緒につくる
そんな時間が生まれます

私たちにとっても、
「家庭での姿」や「保護者の願い」が見えることで、
支援の方向性がより立体的に整っていきます


☘️ 保護者にとってのメリット

このモニタリングを通して、
保護者の方が感じていただけるメリットは、主に3つあります

1️⃣ お子さんの“今”が見える
「何をしているのか」「どんな変化があるのか」が具体的にわかる

2️⃣ 支援の意図が伝わる
「なぜこの関わり方をしているのか」が明確になり、安心感につながる

3️⃣ 一緒に成長を共有できる
家庭と事業所が同じ方向を向いて、子どもの成長を見守れる


🌱 “できた・できない”ではなく、“その子らしさ”を

Blue Birdの5視点モニタリングは、
「できた」「まだできない」を評価するものではありません

大切にしたいのは、
“どんなふうに成長しているか”
“今どんな地点でどんな世界を感じているか”を、一緒に感じ取ること

ときにはゆっくり、
ときには少し立ち止まりながら、
その子のペースで前へ進んでいく姿を、チームで見守ります


🕊 おわりに ― “書く支援”から、“感じる支援”へ

この取り組みは、正直、簡単ではありません
毎月子どもの姿を丁寧に振り返るには、時間もエネルギーも必要です

でも、だからこそ、
「Blue Birdの支援は、ちゃんと子どもを見てくれている」
そう感じてもらえる時間にしたいと思っています

この小さな1枚のシートから、
保護者と支援者がつながり、
子どもの“今”が確かに感じられる支援を――

それが、Blue Birdの目指すかたちです


🔗 リンク

  • 👉 Blue Birdの支援理念

  • 👉 支援の考え方

  • 👉 スタッフ紹介|チームで支える支援

  • 🌿 それぞれの視点を、1つずつ丁寧に解説した記事

    月1モニタリングに迷ったとき、
    ご家庭での関わり方を考えるヒントとして、
    どうぞ必要なところだけ拾い読みしてみてください

    • 第1回:Live with Balance
       → 生活リズム・体調・安心の土台を見つめる視点
       👉 [記事を読む

    • 第2回:Move & Feel
       → 体の動きや感覚、安心と不安の感じ方の視点
       👉 [記事を読む

    • 第3回:Think & Grow
       → 考える力・切り替える力・揺れながら育つ姿の視点
       👉 [記事を読む

    • 第4回:Speak with Heart
       → ことば・目線・しぐさも含めた伝える力の視点
       👉 [記事を読む

    • 第5回:Connect & Belong
       → 人との距離感・安心できる居場所づくりの視点
       👉 [記事を読む

    この5回のシリーズは、
    上手に書くための正解集ではありません
    専門的に理解するための解説書でもありません

    ご家庭での、何気ないひとコマを、
    「それも大切な育ちなんだ」と感じてもらえる――
    そんな時間になればいいなと思っています

    白紙の保護者記入欄が、
    「不安な紙」から、「そのままの姿を書いていい紙」へ
    そっと変わっていきますように