服をめくる・人の体を触る——境界を知る第一歩
「噛んだ」「叩いた」「ツバを飛ばした」「服をめくった」…
園での連絡帳に書かれたら、思わず心配になる言葉です。
でも、未満児〜年少さんの“ちょっと困った”には、必ず理由があります。
それは乱暴や悪意ではなく、まだことばや感情をうまく使えない中で生まれる行動。
つまり、成長の通過点でもあるのです。
このシリーズでは、4つの「園あるある困りごと」を取り上げ、背景と対応のヒントをお伝えします。
「やめさせる」ではなく、「どう受け止めて、どう教えるか」。
そんな視点で一緒に考えてみませんか?
第4話
服をめくる・人の体を触る——境界を知る第一歩
服をめくってお腹を見る、人の体を触る…
この年齢では、好奇心やスキンシップの一環として出てきます
特に性器や体の違いへの興味は、ごく自然な発達です
どう関わる?
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恥ずかしがらせすぎず、「ここは自分だけの大事な場所」と伝える
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「人のは触らない」というシンプルなルールを短い言葉で繰り返す
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園と家庭で一貫した対応
この “境界を知る” 経験は、将来の性被害予防や自己尊重感にもつながります