ツバを“ブーッ”・鼻ほじり——大人が困る感覚あそび
「噛んだ」「叩いた」「ツバを飛ばした」「服をめくった」…
園での連絡帳に書かれたら、思わず心配になる言葉です。
でも、未満児〜年少さんの“ちょっと困った”には、必ず理由があります。
それは乱暴や悪意ではなく、まだことばや感情をうまく使えない中で生まれる行動。
つまり、成長の通過点でもあるのです。
このシリーズでは、4つの「園あるある困りごと」を取り上げ、背景と対応のヒントをお伝えします。
「やめさせる」ではなく、「どう受け止めて、どう教えるか」。
そんな視点で一緒に考えてみませんか?
第3話
ツバを“ブーッ”・鼻ほじり——大人が困る感覚あそび
ツバを飛ばす、鼻をほじる…
大人には「やめてほしい」行動も、子どもには面白い感覚あそびです
なぜやるの?
-
ツバは「音が出る+反応が返ってくる」のが楽しい
-
鼻ほじりは「触覚刺激」がクセになる
-
周りが笑う・注意するほど続けやすい
どう関わる?
-
リアクションを減らす(面白さを減らす)
-
置き換える
-
ツバ→笛やシャボン玉
-
鼻ほじり→ティッシュで鼻をかむ習慣
-
-
園と家庭で対応をそろえる
注意の繰り返しではなく、「別の面白さを満たす」ことが長引かせないコツです。