“どう思った?”と聞くだけで、子どもは変わる

私たちは日々、
たくさんの言葉を使ってやり取りをしています

でもその中で、
「自分の気持ちを言葉にする時間」は、
どれくらいあるのでしょうか

「今日どうだった?」

そう聞いたとき、
「ふつう」「楽しかった」で終わること、ありませんか?

気持ちを言葉にする機会があるかどうかで、
自分の理解の仕方も少しずつ変わっていくのかもしれません

最近では、LINEでスタンプだけを送ることや、
短い言葉だけでやり取りが完結する場面も増えています

便利ですよね。
だからこそ——

自分の気持ちを言葉にする機会は、
意識しないと減っていってしまいます

それは、大人も子どもも同じです

本当は、
 「悔しい」のか、
 「悲しい」のか、
 「恥ずかしい」のか、
 「腹が立っている」のか

似ているようで違う気持ちが、
ひとつの言葉でまとめられてしまうと、
自分自身でも、その違いが分かりにくくなっていきます

言葉は、誰かに伝えるためのものでもありますが、
同時に、自分の気持ちを理解するためのものでもあります

感情に名前をつけることができると、

自分の状態を少し距離を置いて見ることができる
誰かとその気持ちを共有することができる

そして結果として、
少し折れにくくなる

そんな力につながっていきます

では、そのために家庭で何ができるのでしょうか

難しいことは必要ありません

「今日どうだった?」

そこに、たった一言足すだけです

「どう思った?」

これだけです

もし、子どもがうまく言葉にできなければ、
大人が先にやってみてもいいかもしれません

 「今日はちょっと疲れたな」
 「なんか嬉しかったんだよね」

そんなふうに、
気持ちを言葉にする姿を見せていくことで、

子どもも少しずつ、
自分の気持ちに名前をつけられるようになっていきます

言葉は、
ただ伝えるためのものではなく、

自分を理解するためのものでもあります

その一言が、
子ども自身の“ことば”を、ゆっくり育てていきます