ブルバが聞く、Blue Birdの人たち|代表に聞く「支援って、誰のためのものなんですか?」

児童発達支援の現場で、「支援とは誰のためのものか」


ブルバ
ここまで、シリーズ「ブルバが聞く、Blue Birdの人たち」、
児発管、心理職、保育士、パートママ、保育学生、
いろんな立場の人に話を聞いてきました

共通していたのは、
「正解を持っている人」というより
「一緒に考え続けている人」だった気がします

でも、正直まだ分からないんです
支援って、結局誰のためのものなんだろうって

シリーズの締めとして、最後は、この人!
Blue Birdの代表に、全部まとめて聞いてみたいと思います



まず聞きたいこと

ブルバ
代表
あらためて聞きます

「支援って、誰のためのものなんですか?」


子どものため、だけじゃない

代表
まず一番に思い浮かぶのは、
もちろん「子どものため」です

でも、
それだけだと足りない、とも思っています

ブルバ
ほう

代表
支援は、
 子ども
 保護者
 スタッフ
この三者のどこかが無理をして成り立つものではない

誰かが我慢し続ける支援は、
長く続かないし、
その時点で、もう支援としては歪んでいると思っています

…とはいえ、
正直、現場ではそうなってしまう瞬間もあります

だからこそ、
どう立て直すかを考え続けるしかないんですけどね


「できる」を増やす、だけじゃない理由

ブルバ
よく代表は、
「できるを増やすことだけが支援じゃない」
と言いますよね

代表
はい

できることは、
多いほうがいい

でも、
一人でできることには限界がある

できるようにさせようと思えば、
正直、ある程度までは持っていけてしまうこともある

でもそれって、
その子が一人で生きていける力かというと、
また別の話なんですよね

だからBlue Birdでは、
 困ったときに
 できないときに
 正しくヘルプを出せること
これを、とても大切にしています

ブルバ
シリーズ①の児発管フミくんの話ともつながりますね
 ▶ブルバが聞く|記録って誰のため?児発管フミくんの考え方|Blue Bird

代表
信頼関係がないと、
ヘルプは出せない

だから
「まず楽しい時間」
「まず一緒にいられる時間」
が必要なんです


専門性より前にあるもの

ブルバ
シリーズ②心理のツカさんは、
「できる・できないを判断しない」
と言っていました
 ▶ブルバが聞く|子どもを「わかる」って?心理職ツカの支援観|Blue Bird

代表
あれは、Blue Birdのど真ん中ですね

専門職の知識は大事です
でも、
知識が先に立つと、
人が見えなくなる瞬間がある

ブルバ
シリーズ④パートママのおきみさんの
「生活者としての感覚」とも重なりますね
 ▶ブルバが聞く|「“両立”って、そんなにきれいな言葉じゃないですよね?」|Blue Bird

代表
はい
専門性と生活感覚、
どちらも必要

だから、
いろんな立場のスタッフがいること自体が、
支援の質を支えていると思っています


「待つ支援」は、勇気がいる

ブルバ
シリーズ③保育士のゆうさんは、
「待つこと」を大事にしていました
 ▶ブルバが聞く|「できる」より大切なこととは?保育士ゆうの現場の声|Blue Bird

代表
待つ支援って、
実は一番勇気がいります

「何もしない」に見えるし、
それでうまくいかなかったとき、
「なんで関わらなかったの?」って思われる怖さもある

だから、
つい手を出したくなるんですけどね

でも、
安心できていない子に、
挑戦は起きない

だから僕たちは、
「先に動かすこと」より、
「待てる状態をつくること」を選びます

ブルバ
代表がよく口にする
「引き出す」より、「整える」ですね

代表
まさにそれです


完璧じゃなくていい、という前提

ブルバ
シリーズ④パートママのおきみさんは、
「完璧じゃなくても、ここにいていい」
と言っていました
 ▶ブルバが聞く|「“両立”って、そんなにきれいな言葉じゃないですよね?」|Blue Bird

代表
Blue Birdが大事にしている前提です

完璧な人を集めたいわけじゃない
完璧に見せられる人を集めたいわけでもない

…とはいえ、
現場なので、楽なことばかりではないです

うまくいかない日もありますし、
自分の未熟さを突きつけられることも普通にある

迷いながらでも、
続けられる人と一緒にやりたい


未完成を受け入れる力

ブルバ
シリーズ⑤保育学生のめろさんは、
「分かったふりをしない」
と言っていました
 ▶ブルバが聞く|「“できた!”を、誰よりも一緒に喜びたい」|Blue Bird

代表
あれは、本当に大事

未完成な自分を認められる人は、
人の未完成さも受け取れる

支援者として、
一番伸びるタイプです


Blue Birdが目指している場所

ブルバ
では最後に。
Blue Birdは、どんな場所でありたいですか?

代表
「できない」を否定されない場所

子どもも、
保護者も、
スタッフも。

できないときに、
ちゃんと立ち止まれる場所

そして、
一人で抱え込まなくていい場所
「助けて」と言えることが、ちゃんと価値になる場所


⑨ ブルバから、ひとこと

ブルバ
ここまで話を聞いて思ったのは、
Blue Birdって、

「支援をする場所」じゃなくて、
「一緒に考え続ける場所」
なんだな、ということです

…いや、まとめようとしてるけど、
まだ全然まとまりきってない気もしますけどね


支援の「質」について

ブルバ
ここまで話を聞いてきて、
ひとつ気になることがあります

よく問われると思うんですが、
「支援の質って、ちゃんと担保できているんですか?」

代表
そうですね。。

正直に言うと、日々自問自答しています
現時点で、支援の質を「完全に担保できている」とは思っていません

でも、
目を逸らすつもりもないです

私たちは、
「質を担保できている状態」を目指しているというより、
「質が揺らぐ前提で、それに気づき、立て直せる組織でありたい」
と思っています

だからこそ、
日々の関わりや、スタッフ同士の対話を大事にしています

…このあたりの話は、
またどこかのタイミングで、きちんと言葉にできたらと思っています


締め|代表より

代表
支援に、正解はありません

でも、
考え続ける姿勢は、選べます

Blue Birdは、
答えを出す場所ではなく、
問いを持ち続ける場所でありたい

そう思っています

…きれいごとに聞こえるかもしれませんが、
本気でそう思っています


編集後記(ブルバ)

人となりは、
肩書きじゃなく、
言葉と姿勢にあらわれる

ここまで読んでくださった方に、
Blue Birdの「空気」が
少しでも伝わっていたら嬉しいです