何を受け取ってきたのだろう


敬老の日を子どもにどう伝える?

敬老の日に、子どもと何をして過ごそう。
そう考えている家庭もあるかもしれません

敬老の日というと、
おじいちゃんやおばあちゃんに「ありがとう」を伝える日、というイメージがあります

「敬老の日って、なんの日?」
子どもにそう聞かれたら、
「おじいちゃんや、おばあちゃんを大切にする日だよ」
と答えることができます

もちろん、それで間違いではありません

けれど、そこで話を終わらせずに、
「どうして敬老の日ができたんだろうね」
「詳しく知らないから、一緒に調べてみようか」
と返してみるのも、おもしろそうです

大人だからといって、何でも知っているわけではありません
分からないことを無理に説明しようとするよりも、
「分からないから、一緒に知ろう」と言える方が、
子どもの「なんで?」を一緒に楽しめる気がします


プレゼントの代わりに、昔の話を聞いてみる

敬老の日には、プレゼントを渡したり、感謝の言葉を伝えたりすることもあります

それと同じように、
「子どものころは、どんな遊びをしていたの?」
「学校へは、どうやって通っていたの?」
「昔は、どんなごはんを食べていたの?」
「子どものころ、何になりたかった?」

そんなことを聞いてみるのも、敬老の日の過ごし方かもしれません

子どもにとっては、自分が生まれる前の暮らしを知る機会になります
大人にとっても、これまで知らなかった親の話を聞く機会になるかもしれません

いつも「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼んでいる人にも、子どもだった頃があります

 失敗したこと
 夢中になった遊び
 叱られた思い出
 うまくいかないときに工夫したこと

そうした話の中には、本やインターネットだけでは出会えない知恵や経験があります


世代をつなぐということ

上の世代から受け取るものは、何か特別な教訓とは限りません
本人も「伝えよう」とは思っていなかったものが、いつの間にか次の世代の中に残っていることがあります

世代をつなぐというのは、昔と同じことをそのまま続けることではないのでしょう

聞いた話を覚えておく
今の暮らしに合わせて、少し形を変える
子どもが自分なりに受け取り、いつか別の誰かへ伝える

そうやって、知恵や経験は人から人へ渡っていきます

今年の敬老の日は、何かをあげるだけではなく、何かを聞いてみる
そして、子どもの「なんで?」に、大人も一緒に耳を傾けてみる
「知らないから、一緒に知ろう」
その一言から、三つの世代をつなぐ時間が始まるのかもしれません


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